製造業の現場では、指導の厳しさとハラスメントの線引きが難しいという課題を抱える企業が少なくありません。
製造業企業が抱える「指導とハラスメントとの線引き」の課題を解消するため、三井化学グループのエムシークロップ&ライフ化成新城工場様にて実施した製造業向けハラスメント未然防止研修の事例をご紹介します。
工場勤務の皆様を対象に、「未然防止」を軸として設計した研修内容と、その成果について詳しく解説します。
研修概要|製造業に特化したハラスメント未然研修
製造業では、
・上下関係が明確
・現場での即時判断・指導が求められる
・指導が感情的になりやすいケースも想定される
といった特性から、意図せずハラスメントと受け取られるリスクが高い傾向があります。
本研修では、製造業の現場で日常的に行っている指導や職場コミュニケーションの風景を題材にしながら、
「指導として許容される行為」と「ハラスメントに該当する行為」の違いを、厚生労働省のパワハラ防止指針をベースに、当法人が作成した独自カリキュラムを使用して、明確に整理しました。
研修方法はQRコードを活用したライブ投票ツールを活用し、参加者と講師のコミュニケーションやディスカッションを行いつつ、自分事としてハラスメントや指導の違いを体感していただくために、ロールプレイを中心にした内容を実施しました。
研修の成果・効果
研修後、以下のような変化が見られました。
定量的な変化
研修前後のアンケートにおいて、「ハラスメントは予防できると思いますか?」という意識調査を実施しました。
研修前は「できる」「ちょっとはできる」と回答した参加者が54%でしたが、研修後には73%まで改善しました。
研修を通じてハラスメントを“起きてから対処する問題”ではなく、“日常の関わり方で防げる課題”として捉える意識が浸透したと考えています。
定性的な変化
参加者の皆様からの自由記入匿名アンケートの結果から
「(IUEエゴグラムテストを通じて)自分の癖を知る良い機会でした。次に生かしたい」
「自分が言わないような言葉や立場を経験出来て貴重な体験になりました」
「パワハラの種類や特徴などを知ることができました」
という声が寄せられました。
研修の実施内容(当日の構成)

| 研修テーマ | ハラスメント未然防止 |
| 実施形式 | 対面研修 |
| 対象者 | 新城工場の皆様 |
| 参加人数 | 約40名 |
| 開催日程 | 1日間 |
| 実施時間 | 150分/回 |
| 当日の流れ(例) | ・ハラスメントの基礎理解 ・「ハラスメント」と「指導」の違い ・製造業特有のケース解説 ・ロールプレイ、ディスカッション |
お客様プロフィール:エムシークロップ&ライフ化成株式会社 新城工場
| 業種 | 製造業 |
| 事業内容 | 農薬・肥料の製造、非農業用殺虫剤(家庭用殺虫剤など)の製造、医薬品(防疫剤)の製造 |
| 設立年 | 1951年 |
| 従業員数 | 214人 |
| 本社所在地 | 栃木県宇都宮市岩曽町1215 |
このような製造業企業様にハラスメント未然防止研修がおすすめです。
・管理職の指導方法にばらつきがある
・「指導」と「ハラスメント」の違いを全社的に伝えたい
・ハラスメントを未然に防ぐ仕組みを作りたい
